嘘つき男とホームレス みたいなじっちゃん

「ここのくみの人だから」

 

 

僕は死を覚悟した

 

 

死ぬまでもいかなくても

 

少なくとも1年間ほどは自由を拘束される覚悟をした

 

 

または右手がなくなるくらいの覚悟をした

 

 

そして、最悪死ぬ人生も覚悟した

 

 

沖縄でこうえんでやすんでいるとき

 

話しかけてきたのが嘘つき男だ

 

 

「よぉおはよう!

 

 

公園で話しかけてきた男は

 

赤いナイキのTシャツを着ていた

 

40代くらいだろうか

 

 

話しかけてきて、酒を買ってこようとか言い出すのだ

 

 

この時点でだいぶおかしいが

 

僕は最悪死ぬ覚悟で

 

ともにお酒を買うことにした

 

 

午前6時ごろのことである

 

朝っぱらから公園でお酒を飲み飲み

ホームレスっぽい男性も混じってお酒を飲む

 

 

話の内容は覚えていないが

 

確かドラゴンボールとか、そんな話をしていた気がする

 

 

 

・唐辛子をかけまくる

 

 

一通り話を終えて

今度は牛丼そばを食べるとか言い始める

 

 

 

ここまででこの男がかなり嘘つきだということがわかった

 

 

スマホを持っておらず

 

どうしたの?と聞いたら

 

 

あるいは家に忘れてきたといい

あるいは電話をかけたといい

あるいは契約していないというのだ

 

 

言ってることがめちゃくちゃすぎるw

 

 

また、牛丼そばについても

 

 

牛丼に蕎麦が無料でついてくるとか

奢るよとか

店長と仲がいいとか言いつつ

 

 

蕎麦はついておらず

お金は僕も負担し

僕の方が店員さんと話していたくらいだ

 

 

それでも何となく憎めない男だ

 

 

別に牛丼が食いたいわけでもなかったので

それをあげると

 

 

ぺろっと食べてしまった

 

 

その後

18時に会う約束をして

 

 

別れた

 

 

みると時計は10時を回っていた

 

 

 

・いく義理はない

 

 

はっきり言っていく義理はない

 

 

だいぶうそまみれだし

お金はなんだかんだ僕が払うことが多いし

 

 

一緒にいてもあまり意味がないような気もする

 

 

だけど海沿いで過ごしたのち

 

僕の足は約束の場所へ向かっていた

 

 

・酒飲んで、夜空を見て寝っ転がる

 

 

ホームレスみたいなじっちゃんも加わり三人で

 

待ち合わせる

 

 

僕自ら酒を買い

 

二人にあげて

 

 

最終的に夜でも過ごしやすいところに案内してくれて

 

 

そこで寝転がって、ねた。

 

 

宮古島はもっと夜空は綺麗さ」

 

 

そんなことを言っていた気がする

 

 

また途中組とか、そういうところの人だからとか言っていて

 

殺される覚悟をしたが

 

 

なんだかんだ、最後まで付き合っても

 

僕は生きていた