大陸をまたにかける男hさん

hさん

すげえ人いた


ユーラシア大陸を一周したり


またロシア行ったり

する人

 

世界を股にかけてる人だ

 

たまたま1ヶ月ほど余裕ができたから

沖縄に来たと言っていた

 

その次は山口県とか、新潟県とか

いくらしい。強い。

 


僕はたまたま宮古島に来ただけなんだけど

彼は日本に各地へ


また、世界の各地へすでに足を運んでいた

 

彼は27歳だ

 

最初に彼と話したのは

僕が初めてりょうにはいるとき

 


まだ量の鍵も受け取っていない時だ。

 

ともに同じ寮に住む仲間として

居合わせた彼と話をした

 


27歳とは思えないくらい若く見えた

僕と同い年か、または年下かと思った

 

表情はあまり顔に出ない人で

いっしょにはなすとき

 

眉間にシワを寄せたり

また、やや笑ったり

 

それくらいしか表情を見せない人だった

 

とても落ち着いて、通る声をして


話す時も普通に会話できた

 


これからりょうにはいるとき用に

大量の荷物を抱えていた

 

どうやら持っている荷物以外にも

布団やら何やらを郵送で持ってくるよう手配していた

 

郵送も、郵便局も使いこなす彼は

正しく、息するように旅をする

旅人のようだ

 

量の案内と説明を聞いて

彼と別れたのち

 

ユーラシアを一周した話を聞いたのは

その翌日。

 

買い物に行くバスの中で

どうして沖縄に来たのかを聞いて見た

 

そしたら沖縄に来ること自体

珍しいことではなく

 

ロシアとか、いろんな国に行っていることは

その時に聞いた

 

 

ロシアの詳しい話も聞いた

 

ロシアと日本の客と店員の立場はまるっきり逆で

 

ロシアのスタバでは

店員さんが携帯をいじっている

 

「数秒待って」

 

と言われて少し待つと

 

「数分待って」

 

と言うふうに言われると

hさんは話していた

 


彼の生の経験談

 


こうふぎみにぼくはそれをききながら

 

自分の住んでいる世界が本当にちいさいものだとやっとにんしきした

 


僕もこんな、世界をまたにかけると

こんなおとこになりたいと

心から思った瞬間だ