泣いて、泣いて、それでも読んだ本

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僕には認めたくないことがたくさん書かれた本を

最終的に読み終えた

 

涙が止まらなかった

 

 

コンビニ飯の残骸や

畳まないまましわしわになった洗濯物が散乱している部屋の中

 

仰向けになって

ただただスマホを見て

25の男が

涙を浮かべて、涙を流して

 

布団を涙で濡らす光景は

 

自分で書いていてなかなかに滑稽だと自分でも思う

 

 

僕は自分にとって理想の女性像を思い描く癖がある

 

 

20くらいの頃からだろうか

 

若くて、髪が長くて、綺麗で

肌は白く、細身な女性のことを考える癖がある

 

 

ただ、ある意味、外見なんてどうでもいい、くだらないことだ

 

 

何よりも大事なのは

よく笑い、

人の話に耳を傾け、喜んできく姿勢だ

 

 

涙を流しながらスマホを見て

電源画面を落とそうとするとき

 

 

大丈夫だから、いいから、そのまま読んで

 

と頭の中から声が聞こえてくるような気がして

 

1日、泣いて泣いて

頭痛が1日治らないほど

読みたおした